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イブニングセミナー

理研の研究成果と研究活動を産業界に伝え、連携に結び付けることを目的として、企業の方を対象としたイブニングセミナーを開催します。新しい試みとなるシリーズ企画では、ファシリテーター役を務める企業の方からいただいたテーマに関連して、3回のセミナーを開催します。

開催概要

対象:
企業の方限定
定員:
40名 先着順 ※事前登録制
申込:
会社名、部署名、氏名、お勤め先のメールアドレスを記載の上、件名を
「(ご希望の開催日)理研イブニングセミナー参加申込」として
下記アドレス宛にお申込みください。
例:『6/19理研イブニングセミナー参加申込』(複数回まとめて申込可能)
evening-seminar[at]riken.jp   ※[at]は@に置き換えてください。
問合せ:
理化学研究所 イノベーション事業本部 TEL:048-467-4346
東京会場:
理研 東京連絡事務所
(東京都中央区日本橋1-4-1
 日本橋一丁目三井ビルディング 15階)


神戸会場:
健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス三宮拠点
(兵庫県神戸市中央区雲井通5-3-1 
 サンパル7階)

セミナー情報

神戸 第66回
開催日 2019年6月5日(水) 17:30-18:30
講演者 Re Suyong(李 秀栄/リ スヨン)上級研究員
(生命機能科学研究センター 分子機能シミュレーション研究チーム)
タイトル 「スパコンが拓く!未来創薬(みらいそうやく)」
内容 現在、世界中で開発される新薬は年間たったの30種程と言われます。新薬の開発コスト高騰と承認率の低下は深刻な問題で、医薬品開発の効率化は喫緊の課題です。
薬剤は、標的タンパク質に結合しその機能を調整することで、病気の進行を抑えます。標的タンパク質に強く結合する化合物をいかに効率良く見つけ出すかが創薬プロセスの鍵となります。計算機は、標的タンパク質の形状を基に、結合ポケットに合致する候補化合物を高速に探索するのに用いられますが、予測精度は高くありません。
私たちは、スパコン利用を念頭に国産ソフトウェア「GENESIS」をスクラッチから開発し、「京」コンピュータを用いて1億原子以上の細胞スケールシミュレーションを実現しました。タンパク質と薬剤の構造も10-10メートル精度で予測、結合・解離を100回程度観測するなど、世界的に例のない規模の計算が可能になりました。
本講演では、「GENESIS」を用いた次世代創薬への取り組みを実例を交えて紹介します。
場所 健康“生き活き”羅針盤リサーチコンプレックス 三宮拠点「iKAfE(あいかふぇ)」
Re Suyong
イブニングセミナーチラシ
東京 第67回  シリーズ企画 第3弾
開催日 2019年6月19日(水) 17:30-18:40
シリーズ 「バイオマテリアルの機能制御と表面科学」 ③
ファシリテーター:水無 渉様(三菱ケミカル株式会社)
講演者 二本柳 聡史 専任研究員(開拓研究本部 田原分子分光研究室)
タイトル 「新規非線形分光法が解き明かす血液適合性高分子界面の構造」
内容 二次非線形分光法の一種である和周波発生分光法は、分子レベルの薄い界面領域の情報を(バルクを無視して)選択的に取得することが出来るユニークな手法です。さらに我々が開発した位相分解型の和周波発生分光法(ヘテロダイン検出和周波発生:HD-VSFG)を用いると界面分子の上下配向、さらには真の共鳴振動数の情報が得られます。本研究ではHD-VSFGを高分子/水界面に適用して界面の高分子と水の構造を調べました。特に代表的な血液適合性高分子であるPoly(2-methoxyethyl acrylate) (PMEA)の界面構造について議論します。
場所 理化学研究所 東京連絡事務所
二本柳 聡史
イブニングセミナーチラシ
神戸 第68回
開催日 2019年7月3日(水) 17:30-18:30
講演者 北島 智也 チームリーダー(生命機能科学研究センター 染色体分配研究チーム)
タイトル 「“卵子の老化”研究から見える課題」
内容 近年、卵子の老化という言葉をよく目にするようになりました。女性が高齢になるほど妊娠しにくくなり、その原因の一つに卵子の機能性の低下があることを端的に表した言葉です。
卵子の機能性低下がどのようにもたらされるかは、まだはっきりと分かっていません。様々なデータが示しているのは、高齢になるほど卵子の染色体数異常の頻度が上昇し、流産や、ダウン症などの先天性疾患の原因となることです。
私たちは、卵子の染色体数を決定するしくみについて研究しています。マウスをモデルに用いた最近の成果から、高齢になるほど卵子で染色体数異常が起きやすくなる原因も、次第に明らかになってきました。
卵子で染色体数が決定される過程を記録した動画をお見せしながら、今後の課題も含めて解説します。
場所 健康“生き活き”羅針盤リサーチコンプレックス 三宮拠点「iKAfE(あいかふぇ)」
北島 智也
イブニングセミナーチラシ
東京 第69回  シリーズ企画 第4弾
開催日 2019年7月17日(水) 17:30-18:40
シリーズ 「サステイナブルな社会に向けた植物科学のトレンド」 ①
ファシリテーター:加藤 紀夫様(日本たばこ産業株式会社 植物イノベーションセンター)
講演者 加藤 紀夫 チームリーダー (バトンゾーン研究推進プログラム 植物新育種技術研究チーム)
タイトル 「作物育種におけるゲノム編集技術の利用と将来展望」
内容 近年ゲノム編集技術が急速に進展し、関係各省庁が最近その対応方針を決定したことを受け、今後作物育種においてもゲノム編集の利用が増加するものと思われます。その一方、植物で効率的にゲノム編集体を得るためには、組織培養における種、品種間差の克服や、細胞への物質導入効率の向上など、今後技術開発が必要な課題が残っています。本セミナーでは、植物受精卵を利用したゲノム編集技術の確立に向けた取り組みを紹介し、今後の展開について議論したいと思います。
場所 理化学研究所 東京連絡事務所
加藤 紀夫
イブニングセミナーチラシ
神戸 第70回
開催日 2019年8月7日(水) 17:30-18:30
講演者 高橋 佳代 上級研究員(生命機能科学研究センター 健康・病態科学研究チーム)
場所 健康“生き活き”羅針盤リサーチコンプレックス 三宮拠点「iKAfE(あいかふぇ)」
神戸 第71回
開催日 2019年9月4日(水) 17:30-18:30
講演者 古澤 力 チームリーダー(生命機能科学研究センター 多階層生命動態研究チーム)
場所 健康“生き活き”羅針盤リサーチコンプレックス 三宮拠点「iKAfE(あいかふぇ)」
東京 第72回  シリーズ企画 第4弾
開催日 2019年9月18日(水) 17:30-18:40
シリーズ 「サステイナブルな社会に向けた植物科学のトレンド」 ②
ファシリテーター:加藤 紀夫様(日本たばこ産業株式会社 植物イノベーションセンター)
講演者 市橋 泰範 チームリーダー (バイオリソース研究センター 植物-微生物共生研究開発チーム)
タイトル 「作物と土と微生物の関係について~科学の力で農業環境の見える化~」
内容 人類は緑の革命により人口増加を支える食料供給を実現した一方、農地への過剰な施肥により環境汚染や土壌の劣化を招いてしまいました。そこで私たちは、植物-微生物-土壌の農業環境のバランスを整え、持続的な作物生産を可能とする環境共存型の新しい農業を日本発で実現させることを目指しています。本セミナーでは「科学の力で農業環境の見える化」する研究の一例を中心に、現在進めている国家プロジェクトの概要を紹介します。
場所 理化学研究所 東京連絡事務所
市橋 泰範
イブニングセミナーチラシ
神戸 第73回
開催日 2019年10月2日(水) 17:30-18:30
講演者 隅山 健太 ユニットリーダー(生命機能科学研究センター 高速ゲノム変異マウス作製支援ユニット)
場所 健康“生き活き”羅針盤リサーチコンプレックス 三宮拠点「iKAfE(あいかふぇ)」
東京 第74回  シリーズ企画 第4弾
開催日 2019年10月16日(水) 17:30-18:40
シリーズ 「サステイナブルな社会に向けた植物科学のトレンド」 ③
ファシリテーター:加藤 紀夫様(日本たばこ産業株式会社 植物イノベーションセンター)
講演者 岩瀬 哲 研究員 (環境資源科学研究センター 細胞機能研究チーム)
タイトル 「植物組織培養の壁を乗り越える〜分子アプローチによる品種改良、量産、有用物質生産〜 」
内容 植物組織培養は、品種改良、量産、有用物質生産等植物バイオを支える根幹技術であり、これまで私たちの暮らしを豊かにしてきましたが、種々の「壁」により適用が困難な植物も多く存在します。世界的な環境問題、食料問題に直面する現在、植物の役割は益々重要になってきており、組織培養技術の更なる発展と普遍化が必須です。本セミナーでは、演者らが進めている転写因子やエピゲノムからのアプローチをはじめ、近年行われている様々なアプローチを紹介し新潮流を後押しする契機を作ります。
場所 理化学研究所 東京連絡事務所
岩瀬 哲
イブニングセミナーチラシ

開催一覧

2019/05/15 第65回 藤田 雅弘「やわらかい分子の界面特性と相互作用」PDF(675KB)
2019/04/17 第64回 阿部 英喜「バイオベースポリマーの生分解メカニズムの解明に向けて」PDF(675KB)
2019/04/03 第63回 谷口 雄一「1分子感度での『分子診断法』の開発」PDF(3690KB)
2019/03/20 第62回 川鍋 一晃「携帯型計測装置による脳情報解読技術の高度化ー脳波-機能的MRIの同時計測と日常行動解析ー」PDF(690KB)
2019/03/06 第61回 大谷 英之「都市をまるごとデジタル化!『総合防災シミュレーション』を目指して」PDF(515KB)
2019/02/20 第60回 岡本 仁「脳の中の宇宙、内部モデルに基く意思決定、認知、共感」PDF(690KB)
2019/02/06 第59回 坪倉 誠「京からポスト京へ スパコンが拓くスマートものづくり」PDF(651KB)
2019/01/16 第58回 菊地 淳「食と代謝の予測科学 ―IoT/ビッグデータ/AI時代の恒常性管理―」PDF(692KB)
2018/12/19 第57回 中原 裕之「ヒトの意思決定/学習/社会知性の脳メカニズムと脳計算」PDF(690KB)
2018/12/05 第56回 泰地 真弘人「創薬シミュレーション専用計算機「MDGRAPE-4A」の開発秘話」PDF(689KB)
2018/11/21 第55回 有田 誠「腸内環境のリピドミクスと機能性脂質の探索研究」PDF(692KB)
2018/11/07 第54回 横田 秀夫「見えないものを観る ―画像処理による生命現象のあぶり出し―」PDF(689KB)
2018/10/17 第53回 須田 亙「ヒト常在細菌叢の基本的構造およびメタゲノム解析手法論」PDF(692KB)
2018/10/03 第52回 清末 優子「生命機能をリバースエンジニアリングする」PDF(656KB)
2018/09/05 第51回 森本 充「臓器を自在に再生する時代がやってきた!」PDF(647KB)
2018/08/01 第50回 三好 建正「データ同化研究 -ゲリラ豪雨予測からその先へ-」PDF(634KB)
2018/07/04 第49回 田中 陽「生命科学分野のものづくり ~細胞スケールに合わせたデバイス開発と応用~」PDF(646KB)
2018/06/06 第48回 渡邉 朋信「「光」の新しい使い方を探る」PDF(604KB)
2018/05/23 第47回 谷口 雄一「超高感度での液体内の生体分子・病原性分子の定量化 ~1分子レベル蛍光分光光度計、および1分子レベルプロテオーム解析技術のご紹介~」PDF(964KB)
2018/05/09 第46回 定 昌史「非極性深紫外LED ~従来の限界を打破する結晶デザイン~」PDF(964KB)
2018/04/18 第45回 城口 克之「核酸をデジタル計測できるDNA分子バーコード法の原理・注意点・新機能・応用例」PDF(964KB)
2018/04/04 第44回 上田 泰己「全脳・全身透明化の先に見えるもの ~生命の点描画を実現~」PDF(1MB)
2018/03/14 第43回 山口 芳樹「均一な抗体 -薬物複合体(ADC)の開発に向けて ~糖鎖改変技術の利用~」PDF(473KB)
2018/03/07 第42回 水野 敬「子どもの健康ソリューション開発 ~子どもの疲労を測り企業シーズも評価可能に~」PDF(473KB)
2018/02/28 第41回 土屋 康佑「酵素を用いた機能性ポリペプチド合成法の開発 ~環境低負荷型のバイオ材料合成~」PDF(473KB)
2018/02/07 第40回 岩田 博夫「iPS 細胞からのインスリン分泌細胞作製と移植 ~インスリン依存性糖尿病の根治治療~」PDF(473KB)
2018/01/24 第39回 西浦 正芳「機能性ポリオレフィン ~ナヘテロ原子と触媒との相互作用で極性基の導入が容易に~」PDF(1.1MB)
2017/12/13 第38回 田中 拓男「光メタマテリアルとその応用 ~ナノ構造が作り出すまったく新しい光学材料~」PDF(1.1MB)
2017/12/06 第37回 辻 孝「次世代再生医療としての器官再生医療と機能性ヘルスケアの産業化を目指して」PDF(1.1MB)
2017/11/22 第36回 白井 智量「微生物による有用化合物生産の挑戦~人工代謝反応構築による非天然化合物のバイオ合成~」PDF(1.1MB)
2017/11/08 第35回 柳川 正隆「細胞内1分子イメージングによるGPCR の活性推定」PDF(629KB)
2017/11/01 第34回 片岡 洋祐「疲労科学最前線 ‐疲労のメカニズム研究からメンタルケアまで‐」PDF(629KB)
2017/10/25 第33回 大野 博司「寄生虫感染防御における肥満細胞の新たな役割」PDF(629KB)
2017/10/11 第32回 大島 勇吾「単層カーボンナノチューブの伝導特性研究:熱測定装置への応用」PDF(1.37MB)
2017/09/27 第31回 田中 克典「生体を高度に見分ける糖鎖DDSと生体内での直接的な診断・治療」PDF(1.37MB)
2017/09/13 第30回 野田 茂穂「モーションセンサーでハカル体の動き」PDF(1.37MB)
2017/07/26 第29回 松崎 禎市郎「ミュオンによる核医学RIの製造」PDF(1.37MB)
2017/07/12 第28回 福田 憲二郎「薄くて軽い、伸縮自在な有機太陽電池」PDF(1.37MB)
2017/06/28 第27回 杉岡 幸次「先進フェムト秒レーザー加工技術」PDF(830KB)
2017/06/14 第26回 大谷 知行「テラヘルツセンシング・イメージングと応用可能性」PDF(830KB)
2017/05/24 第25回 横田 秀夫「機械加工による”もの”の内部構造観察法:3次元内部構造顕微鏡」PDF(830KB)
2017/05/10 第24回 和田 章「生体内の微量金属元素の制御に着目した新規薬剤開発」PDF(830KB)
2017/04/12 第23回 村中 厚哉「機能性色素の分子デザイン技術」PDF(477KB)
2017/03/22 第22回 金 有洙「エネルギーデバイスや触媒の界面評価と制御」PDF(477KB)
2017/03/08 第21回 阿部 英喜「バイオマス資源を原料とした高性能・高機能プラスチックの創製に向けて」PDF(477KB)
2017/02/22 第20回 間 陽子「全世界に蔓延する牛白血病ウイルス」PDF(1.65MB)
2017/02/08 第19回 岩城 光宏「DNAを材料にした世界最小のコイル状人工バネの開発と応用」PDF(1.65MB)
2017/01/25 第18回 谷口 直之「糖鎖修飾の新しい検出法 ‐糖鎖関連バイオマーカーの開発に向けて‐」PDF(1.65MB)
2016/12/14 第17回 吉田 崇将「実験小動物の微弱な震え検出システムの開発」PDF(1.65MB)
2016/11/09 第16回 保科 宏道「テラヘルツ光がもたらす高分子科学の新展開」PDF(578KB)
2016/10/26 第15回 田中 陽「シビレエイ発電機 -電気器官を利用したATP系発電機の開発-」PDF(578KB)
2016/10/12 第14回 原田 研「電子の波を制御する技術‐電子波干渉顕微鏡法‐」PDF(578KB)
2016/09/28 第13回 宮島 大吾「超高屈折率有機薄膜 -光を操る新素材-」PDF(578KB)
2016/09/14 第12回 宮脇 敦史「新規蛍光タンパク質と細胞周期プローブ」PDF(578KB)
2016/08/24 第11回 古関 明彦「iPS でがん治療 ‐iPS細胞技術を利用したNKT細胞再生と、がん免疫治療への応用‐」PDF(3.58MB)
2016/07/27 第10回 大熊 盛也「課題解決型研究や産業応用に期待される微生物バイオリソース」PDF(3.58MB)
2016/07/13 第9回 山口 芳樹「糖鎖の多様性・非対称性・柔軟性を理解するための糖鎖構造生物学研究」PDF(3.58MB)
2016/06/22 第8回 沼田 圭司「シルク素材のタフネスおよび熱的安定性を向上させる技術を開発」PDF(3.58MB)
2016/06/08 第7回 前田 秀明「世界最強磁場を発生できるNMR(核磁気共鳴)装置の開発」PDF(2.49MB)
2016/05/25 第6回 高橋 恒一「細胞シミュレーション技術E-Cell の開発と人工知能技術による生命科学研究の高度化」PDF(2.49MB)
2016/04/27 第5回 香取 秀俊「次世代時間標準「光格子時計」の高精度化に成功」PDF(2.49MB)
2016/04/13 第4回 上田 泰己「マウスを丸ごと透明化し1細胞解像度で観察する新技術」PDF(468KB)
2016/03/23 第3回 清末 優子「細胞内部の高精細三次元ライブ映像取得とデータの自動解析法の開発」PDF(468KB)
2016/03/09 第2回 加藤 忠史「自発的なうつ状態を繰り返す初めてのモデルマウス」PDF(468KB)
2016/02/24 第1回 岩佐 義宏「磁気渦を押すだけで生成・消去できる新手法を発見」PDF(468KB)